Winchester Cathedral

Words & Music by Geoff Stephens.*1
(1966年発表)




(原題直訳 「ウィンチェスター大聖堂」)




Performed by The New Vaudeville Band.



You can listen to The New Vaudeville Band album,
"Winchester Cathedral".
名作アルバム度 ☆☆☆


(ニュー・ヴォードヴィル・バンド)





歌詞は、次のURLから
http://www.webfitz.com/lyrics/Lyrics/1967/771967.html




名曲度 ☆☆☆☆☆




邦題 「ウィンチェスターの鐘」 (ニュー・ヴォードヴィル・バンド)








Winchester Cathedral
ウィンチェスター大聖堂
You're bringing me down
あんたにはガッカリさせられるぜ
You stood and you watched as
あんたはつっ立って、見てるだけだったもんな
My baby left town...
ぼくのあのコが街を出ていくのを




You could have done something...
あんた、何とかすることできただろうに
But you didnt try....
なのに、あんたはやろうともしなかった
You didnt do nothing
全然何にもしなかったんだぜ、あんは
You let her walk by.
彼女が歩いて通りすぎていくのをほうっといたんだ




Now everyone knows
いまじゃ、誰もが知ってることさ
just how much I needed that gal.
ぼくがどんなにあのコを必要としてたのか
She wouldnt have gone far away
彼女、そんなに遠くまで行かなかったと思うんだ
If only you'd started ringing your bell...
あんたがもし、あの鐘を鳴らしはじめてくれさえしてたらな・・・・




Winchester Cathedral
ウィンチェスター大聖堂
You're bringing me down
あんたには、おれ、ガックリきてるぜ
You stood and you watched as
あんた、つっ立って、眺めてたんだもんあ
My baby left town...
おれのあいつが街を出ていくのをさ・・・・




Oh-bo-de-o-do oh-bo-de-o-do
♪オ、ボディオボン、オ、ボデオボウ
Oh-bo-de-o-do de-do- duh
♪オ、ボディオボン、ド、ドッドン







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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【A Year Ago−Go!】


(1年前のエントリーを Playback♪)



・「ウッドストック」 (ジョニ・ミッチェル) (クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)
・ 「エブリバディー・アイ・ラブ・ユウ」 (クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050211

*1:作者でこの曲を歌っているジェフ・スティーヴンスは、当時、すでにアップルジャックスやデイヴ・ベリーのヒット曲を書いていたプロのソングライター。後にハーマンズ・ハーミッツやカーペンターズで世界的なヒット曲となった「見つめ合う恋」There's A Kind Of Hush を書くことになる人だが、プロのソングライターというのは、アメリカのティンパンアレーのように音楽出版社に雇われた作詞作曲家という意味でわたしが使うコトバだが、ロンドンにも、ソーホーにデンマーク・ストリートという音楽出版社が多く集まった通りがあって、このジェフ・スティーヴンスもそこに勤めるソングライターだった。あるとき彼はオフィスでボケーッとカレンダーを見つめていた。そして、たまたまその月の写真がウィンチェスター大聖堂だったことから曲想を得て(というから、たぶん何の変哲もないつまらないカレンダーだったのだろう)そして、できたのがきょうのこの曲だったというエピソードが伝えられている。ほどなくして、どういう経緯か、彼はこの曲を自分で歌うことになり、好きな1930年代の古き佳き時代のポピュラー・ミュージックのサウンドを作りだすためにわざわざトラメガを使って古い録音技術の雰囲気を再現し、トランペット、トロンボーン、サックスなどホーン主体のセッション・ミュージシャンの演奏でこの曲を録音し、「ニュー・ヴォードヴィル・バンド」の名前で発表、それが大西洋の両岸で大ヒットし(アメリカでは5週連続してチャートのナンバー1になる)、つづいて世界各国でも大ヒット、急遽、実在のニューヴォードビルバンドを編成しなければならなくなってしまい、ヴォーカルを含めてレコードとはまったくべつの面子のグループができあがりましたとさ。(おそらくジェフ・スティーヴンスとしては、連日、TVやあちこちに出て愛想をふりまき同じ歌を繰り返し歌うような仕事はイヤだったのでしょう)そしてリアル世界でのニューヴォードヴィルバンドはその1930年代風のサウンドとチョーク・ストライプのダブルのスーツやソフトハットなど一見シカゴ・ギャングの顔役を思わせる時代錯誤なファッションで、当時のロンドンにちょっとした捻りの効いたトレンドを作り出しましたとさ。グループはその後、1930年代風のロンドンを歌った曲を2曲ほどヒットさせ、イギリスではすぐに飽きられ、やがてアメリカに渡り、しばらくの間、ラスベガスの有名なアラディン・ホテルのハウスバンドとして(いわゆるキャバレー・バンドとして)けっこうなお金を稼いだのでした。「「ウィンチェスターの鐘」のニューヴォードヴィル・バンド、連夜、当ホテルにて出演中!」というわけですな。そういう貼紙、よく見ますよね。ボクシングの世界チャンピオンみたいなもので、チャートでナンバー1になるとそのときのビッグ・マネーのほかにも(是非、今度のウチの映画の主題歌をといった話など)いろんな仕事が舞い込んできて、うまくするとその栄光という一時の事実の威光(だか後光だか)だけで一生どうにか食えてしまうということです。さあ、キミも全米ナンバーワンのヒット曲を目指そう!