Legend Of Xanadu


Words & Music by Ken Howard and Alan Blaikley.*1
(1968年発表)



(原題直訳 「ザナドゥー伝説」)*2



Performed by Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich.


You can listen to Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich album,
"If No One Sang".
名作アルバム度 ☆

「イフ・ノー・ワン・サング」 (デイヴ・ディー・グループ)*3




歌詞は、次のURLから
http://homepage.ntlworld.com/gary.hart/lyricsd/deed.html




名曲度 ☆☆☆





邦題 「キサナドゥーの伝説」*4 (デイヴ・ディー・グループ)







(spoken in Spanish)
スペイン語のセリフ)

Esta es la leyenda de Xanadu
これがクィザナドゥーの伝説だ



You'll hear my voice,
きみはぼくの声を聞くだろう
On the wind, 'cross the sand
風に乗せて、砂漠をわたるこのぼくの声を
If you should return,
もしも、きみが戻っていくことになるのなら
To that black barren land that bears the name of Xanadu
あのクィザナドゥーという名を持つ暗黒の不毛の地へと




Cursed without hope,
希望もなく呪われたもの
Was the love that I sought
それがぼくが探し求めていた愛だったのだ
Lost from the start,
そのはじまりから敗れていたもの
Was the duel that was s'possed to win her heart in Xanadu
それがクィザナドゥーでは
彼女のハートを勝ちとるとされていた決闘だったのだ




And the foot prints leave no traces
そして、足跡は何の痕跡も残しはしない
Only shadows move in places where we used to go
ただ、影のみが
かつてぼくらがよく行った場所場所に入っていく
And the buildings open to the sky
そして、天空へと開かれた建物の数々
All echo in the vultures cry
禿鷲の鳴き声にこだましているのはどれも
As if to show our love was for a day
Then doomed to pass away
In Xanadu,
さながら
クィザナドゥーでは
ぼくらの愛がほんの一日だけしかもたず
あとは消えゆくものと定められたものであると
教えようとしているかのようだ
In Xanadu, in Xanadu,
クィザナドゥーでは、クィザナドゥーでは




In Xanadu, in Xanadu, in Xanadu
クィザナドゥーでは、クィザナドゥーでは




(spoken)
(セリフ)

What was it to you that a man laid down his life for your love?
おまえの愛ゆえにその一命を投げ打つ男というのは、
おまにとっては何だったのだのだろう?
Were those clear eyes of yours
おまえのその澄んだ瞳は
Ever filled with the pain and the tears and the grief?
これまでに苦しみや涙や悲しみでいっぱいになったことはあったのだろうか?
Did you ever give your self to any one man in this whole wide world?
おまえは、
この広大なる全世界の誰かひとりの男に
おまえの自己を与えてやったことが一度としてあったのだろうか?
Or did you love me and will you find your way back one day to Xanadu?
というよりも、おまえはこのおれを愛していたのか?
そして、クィザナドゥーのある日へと戻っていく道を
おまえは見つけようとするつもりはあるのだろうか?




You'll hear my voice,
おまえは、おれの声を聞くだろう
On the wind, 'cross the sand
風に乗せて、砂漠をわたるおれの声を
If you should return,
もしも、おまえが
to that black barren land that bears the name of Xanadu
あのクィザナドゥという名を持つ暗黒の不毛の地へと
戻っていくことになるというなら




Xanadu, in Xanadu, in Xanadu, in Xanadu
クィザナドゥー、クィザナドゥーでは
クィザナドゥーでは、クィザナドゥーでは








Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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【A Year Ago−Go!】

(1年前のエントリーを Playback♪)


・「黒くぬれ!」 (ローリング・ストーンズ

・「シルヴァー・ブルー・アンド・ゴールド」 (バッド・カンパニー

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050127

*1:すでにハニーカムズの「ハヴ・アイ・ザ・ライト」などの大ヒット曲を持っていたイングランドのプロフェッショナルなソングライター・チームで、1964年から、この時期、このデイヴ・ディーのグループのマネージメントも引き受けて、自作の曲でヒットを連発していた。

*2:ザナドゥー」とは、そもそもは(ワーズワースと並び称されるイギリスのロマン派詩人で中世風の趣のある幻想的哲学的な作風で知られる)サミュエル・テイラー・コールリッジの「クビラ・カーン」という詩に登場するモンゴルの帝国「元」の古都のことで、英語では「桃源郷」「歓楽郷」といったニュアンスで通っているが、この歌ではその逆のかたちで描かれている。

*3:日本ではこの名前で通っているが、これは日本だけの通名といったもので、故国イギリスでは「デイヴ・ディー、ドジー、ビーキー、ミック&ティッチ」というメンバー全員の愛称をそのまま列記したものがグループ名となっている。Dave Dee Herman (vo.), Trevor Davies (bass, Dozy), John Dymond (gtr. Beaky), Mick Wilson (drms.), Ian Amey (gtr. Tich).

*4:日本のグループサウウンズ、ジャガーズによる日本語(なかにし礼・訳詞)によるカバーがある。この時期、日本のGS(とくにフィリプス・レーベル系)のグループは同じレーベルの洋楽の新譜をシングルとしてカバーし、邦楽、洋楽での両方のヒットを(あわよくば)狙っていたような痕跡がいくつか見られる。ジャガーズのこの「キサナドゥーの伝説」も、それが成功した例と言えるだろう。