The Boy With A Moon And Star On His Head

Words & Music by Cat Stevens.
(1972年発表)



(原題直訳 「頭に月と星をつけた少年」)




From Cat Stevens album, "Catch Bull At Four".*1
名作アルバム度 ☆☆☆


「キャッチ・ブル・アット・フォー」 (キャット・スティーヴンス)





歌詞は、次のURLから
http://www.patleck.com/lyrics/catstevens/catchbullatfour.htm#2




名曲度 ☆☆




邦題 「月と星と少年」 (キャット・スティーブンス









A gardener's daughter stopped me on my way, on the day I was to wed
庭師の娘がぼくの行く手を遮った、ぼくが結婚する日のことだった
It is you who I wish to share my body with she said
あたしが体を分かち合いたいのはあなたなのですと彼女は言った
We'll find a dry place under the sky with a flower for a bed
あたしたちは大空の下、お花のあるベッドになる渇いた場所をみつけましょう
And for my joy I will give you a boy with a moon and star on his head.
そして、わたしの歓びの分と引き換えに
あなたに男の子を差し上げます、頭に月と星をつけた
Her silver hair flowed in the air laying waves across the sun
彼女の銀色に輝く髪が大気中になびき、太陽を横切るようにして波を描いた
Her hands were like the white sands, and her eyes had diamonds on.
彼女の手のひらは白い砂のよう、そして、彼女の瞳にはダイヤモンドの輝きがあった
We left the road and headed up to the top of the Whisper Wood
ぼくらは道から脇に入って、囁きの森のてっぺんに向かった
And we walked 'till we came to where the holy magnolia stood.
そして、ぼくらは歩き、聖なる木蓮の木がそびえるところまでたどり着いた
And there we laid cool in the shade singing songs and making love...
そう、木陰の涼しいその場所でぼくらは寝転んで歌を歌い、愛を交わした・・・・・
With the naked earth beneath us and the universe above.
ぼくらの下には裸の大地が、そして上には大宇宙が
The time was late my wedding wouldn't wait I was sad but I had to go,
すっかり遅くなってしまい、結婚式の時間が迫っていた
悲しかったが、行かなきゃならなかった





So while she was asleep I kissed her cheek for cheerio.
だから、彼女が眠り込んでいる間に
ぼくは彼女の頬にありがとうのくちづけをした
The wedding took place and people came from many miles around
婚礼の儀はとりおこなわれ、近隣の多くの土地から人々が集まった
There was plenty merriment, cider and wine abound
たくさんの楽しい余興に、林檎酒や葡萄酒もふんだんに
But out of all that I recall I remembered the girl I met
だけど、そういういろんなことすべての中でも
ぼくが憶えているのは、ぼくが会ったあの少女のことをぼくが思い出していたことだ
'Cause she had given me something that my hear could not forget.
なぜかというと、彼女はぼくの耳が忘れられないことを言ってくれたからんあおだ
A year had passed and everything was just as it was a year before...
一年が過ぎ、何もかもことごとくが一年まえのままだった・・・・
As if was a year before...
まるで一年前であるかのように・・・・
Until the gift that someone left, a basket by my door.
やがて、誰かがぼくのところの玄関先に贈り物の篭を置いていった
And in there lay the fairest little baby crying to be fed,
そして、その篭の中にはこのうえなく可愛い赤ちゃんがよこたわり
おなかがすいたと泣いていた
I got down on my knees and kissed the moon and star on his head.
ぼくはひざまづいて、その子の頭にあった月と星にくちづけした
As years went by the boy grew high and the village looked on in awe
年月が流れ、男の子は大きくなり、村人たちはかしこまって見守っていた
They'd never seen anything like the boy with the moon and star before.
彼らは、こんな月と星をつけた男の子なんかそれまでには見たこともなかったのだ
And people would ride from far and wide just to seek the word he spread
そして、遠く、いろんなところからも、馬に乗って人々がやって来た
ただ、その子の口から出る言葉を求めて
I'll tell you everything I've learned,
ぼくは自分が学んだことを何でも話してあげよう
And Love is all...he said.
そう、愛こそはすべてなのだ、、、と彼は言った






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞






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【A Year Ago−Go!】


(1年前のエントリーを Playback♪)


・「紫のけむり」  (ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス)

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050124

*1:上掲のジャケットの図柄からもおわかりのとおり、このアルバムのタイトルは「4歳にして猛牛を取り押さえる」というタイトルだ。(どなたか偉いお坊さんの故事によるものだろうか)。キャット・スティーヴンスはこのアルバムの時期には(故国イギリスの超高率の税率を逃れて)ブラジルに税金亡命し、収入のほとんどを国連のユニセフに寄付してしまうという生活を送っていた。また、このアルバムの後も「異邦人」「仏陀とチョコレートボックス」などスピリチュアルなアルバムの発表をつづけ、その後、1975年から「コーラン」を学びはじめ、やがてイスラム教に改宗、「キャット・スティーヴンス」という名前も「スティヴン・ディメトリィ・ジョルジュ」(彼は父親がギリシャ人、母親がスウェーデン人)という本名も廃して、「ユスフ・イスラム」の名前で活動し、1981年には「自分はもはや賞賛も名声も求めない」と全財産を競売にかけ、やがてロンドン郊外にイスラムの学校を開校。平和活動に従事するなどしていたが、サルマン・ラシュディーの「悪魔の詩」をめぐる議論でラシュディーの著作を「処刑に値する」として物議をかもし、アメリカでは以後彼の曲をかける放送局は激減し、平和運動からもボイコットされることが多く、9・11後のアメリカの対テロ宣戦後にもメイン州の国際空港でアメリカ入国を拒否されるなどときおりその名前が話題になっている。