One Note Samba (Samba De Uma Nota Só)



Words by Newton Mendonça (English translation by Tom Jobim)
Music by Antonio Carlos Jobim.
(1963年発表)




(原題直訳 「単音のサンバ」)





Performed by Herbie Mann with Antonio Carlos Jobim.




From the Herbie Mann album, "Do the Bossa Nova with Herbie Mann".
名作アルバム度 ☆☆☆☆

「ボサノバ」 (ハービー・マン)*1




Also on the Antonio Carlos Jobim album, "Girl From Ipanema".
名作アルバム度 ☆☆☆☆

イパネマの娘」 (アントニオ・カルロス・ジョビン*2




Also on the Sergio Mendes & Brasil'66 album,
"Herb Alpert Presents Sergio Mendes & Brasil'66".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆
「マシュ・ケ・ナーダ」(セルジオ・メンデス&ブラジル'66)*3



歌詞は、次のURLから
http://torus.math.uiuc.edu/jms/Scales/1s-lyrics.html





名曲度 ☆☆☆☆☆






邦題 「ワン・ノート・サンバ」 (アントニオ・カルロス・ジョビン








This is just a little samba
これはほんのちっぽけなサンバの曲
Built upon a single note
たったひとつの音を土台にできたもの
Other notes are bound to follow
弾むようにして他の音がついてくる
But the root is still that note
だけど、根っこにあるのはずっとあの音のまま
Now this new one is the consequence
いま、この新しい音がひとつの帰結になっている
Of the one we've just been through
たったいまぼくらが通ってきた音から出てきた結論さ
As I'm bound to be the unavoidable consequence of you
ちょうどぼくが
避けがたいこととして、きみにたどり着いてしまうようにね




There's so many people who can talk
多くの人たちが喋ることはする
And talk and talk
喋って喋りまくって
And just say nothing
それで何にも言いやしない
Or nearly nothing
っていうか、ほとんど何にも
I have used up all the scale I know
ぼくが知っている音階はほとんど使い尽くしてしまったよ
And at the end I've come to nothing
それで、結局、どうにもなりはしなかった
Or nearly nothing
というかほとんど何にもね




So I came back to my first note
ということで、ぼくはいちばん最初の音に戻ってきたのさ
As I must come back to you
ちょうどぼくがきみのもとにもどってきてしまうのと同じようにね
I will pour into that one note
ぼくはこのひとつの音に注ぎ込むんだ
All the love I feel for you
ぼくがきみに覚えるすべての愛情をね
Anyone who wants the whole show
ひとり偉そうに得意気にやってみせようとするやつは
Re mi fa sol la si do
レミファソラシドとはやるけれど
He will find himself with no show
自分には何も見せるべきものがないのに気づくのさ
Better play the note you know
自分でよくわかってる音を奏でるほうがいいんだよ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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きのう残ったたったひとつの原初の「音」note 、
きょうはその「音」がサンバ風味のボサノヴァになって躍ります。







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【A Year Ago−Go!】

(1年前のエントリーを Playback♪)



・「アクロス・ジ・ユニヴァース」 (ビートルズ


・「ウィズイン・ユウ、ウィザウト・ユウ」 (ビートルズ



http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050107

*1:ジョビン自身の英語による歌が入っているのは、このアルバムしかわたしは知りません。ハービー・マンが1963年にリオデジャネイロで現地のミュージシャンたちとともに録音したアルバム。アントニオ・カルロス・ジョビンバーデン・パウエルらとの共演のトラックが収録されています。隠れた名盤!

*2:あ、このアルバムには歌は入っていません。

*3:「Spanish Flea」へのメドレーとして収録されている。