Songs Of Yesterday

Words & Music by Andy Fraser and Paul Rogers.
(1969年発表)



(原題直訳 「きのうの歌たち」)*1





From Free album, "Free".
名作アルバム度 ☆☆☆

「フリー」 (フリー)





歌詞は、次のURLから
http://www.lyrics007.com/Free%20Lyrics/SONGS%20OF%20YESTERDAY%20Lyrics.html





名曲度 ☆☆






邦題 「ソングス・オブ・イエスタデイ」 (フリー)









Sing me a sad song
悲しい歌をぼくに歌ってくれ
And I'll be right on my way
そうすれば、ぼくらしくなれるだろう
A sad song like the songs of yesterday
きのうという日の歌のように悲しい歌
Well my father used to sing the blues
そうさ、ぼくの父親はブルースを歌ってたものだった
Sometimes it was good
ときどき、それはすばらしかった
But my mother never saw the use
だが、その効き目はぼくの母にはわからなかった*2
And she chased him for his blood
そして、彼女は血ィ見るゾと父を追いかけ回してた
A sad song like the songs of yesterday
きのうの歌みたいに悲しい歌
A sad song
悲しい歌
And I'll be right on my way
そして、ぼくはまたやっていくだろう




Oh you know my father
あゝ、ぼくの父親っていうのがなあ
Always used to say
これがよく言ってたもんだ
A bad workman blames his tools
腕の悪い職人は道具のせいにするもんだと
But it seems to me
でも、ぼくからすれば
A man who uses the tools
そんな道具を使う人間が
Is just a fool
バカだってことになる
Sad song
悲しい歌を
And I'll be right on my way
そうすれば、ぼくはこの先も自分なりにやっていける
Sad song
悲しい歌を
Like the songs of yesterday
きのうという日の歌のような




Well now the streets are filled with silent cars
うん、街路もいまごろは音のしないクルマでいっぱいになっている
And all the world's a stage
そして世界中がひとつのステージなのだ
But I must get to work today
だが、ぼくはきょう働きにいかなくてはならない
Today I get my wage
きょう、ぼくは給料を貰うのだ




Sad song
悲しい歌を
Then I'll get on
そうすれば、ぼくはやっていけるぜ
On my way
ぼくのこの道を
Just like a song of yesterday
ちょうど、きのうの歌のように




Listen to what I'm gonna say
ぼくが口にすることをよく聞いてくれ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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一昨日に紹介したジミ・ヘンドリックスの代表作としても有名な「紫の煙」という歌に
http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050124




Excuse me while I kiss the sky
失礼、ちょっと空にキスをしてたもんでね



というフレーズがあるが、空にくちづけするいちばんいい方法は、広々とした公園の芝生の上に仰向けになって(=青空向け?)になって唇をすぼめてチュッとやる。わたしはタバコはまるでやらないが紫の煙などをくゆらせるのもよろしかろう。
きょうのこの曲をおさめたフリーの2枚目のアルバムのジャケットが、ちょうどそんなひとときを思わせるステキなジャケットになっている。しかも、大空にくちづけしているそこに(いきなり)全裸の美しい女性が跳躍してきて、そのからだに大宇宙の空間が(つまりスペースが)透けて見えるという、なんとも深遠な至福の宇宙論的な絵柄ではありませんか。生命宇宙の仕組みがこのジャケットから読み取れます。構図も画面配分もシンプルで実にステキだ!

*1:フリーのCD5枚組のボックス・セットのタイトルにこの「Songs Of Yesterday」がうまく援用されている。お上手。

*2:要するにこの歌の歌い手の(いまは亡き?)父親は、ときにそのすばらしいブルースで女を釣り上げていた。母親はそれを怒って追いかけまわすという夫婦のドタバタ劇ですな。