You Can't Stop The Music

Words & Music by Raymond Douglas Davies.
(1975年発表)



(原題直訳 「音楽は止められない」)





From The Kinks album, "Soap Opera".
名作アルバム度 ☆ 

「ソープ・オペラ(石鹸歌劇)〜連続メロドラマ ”虹色の夢”」 (キンクス





歌詞は、次のURLから   
http://hobbes.it.rit.edu/







邦題「ロックよ永遠なれ」 (キンクス










And so Norman decides
そして
かくしてノーマンは心を決めるのだ
To stop living out his fantasy of being a rock star
自分がロックスターだという夢物語を生きるのをやめて
And accept reality.
現実を受け容れることを
This is the end for Norman but not for us
これはノーマンにとっては終わりだが、
わたしたちにとってはそうではない
Because there will always be someone ready to take his place
なぜなら、つねに彼の役をやろうという誰かが出てくるからだ
After all, everybody's a star!
つまるところ、誰もが主役ということなのだ!




Let's all raise a glass
さあ、みんな、盃を上げよう
To the rock stars of the past,
過去のロック・スターたちに
Those that made it,
成功した者たちに
Those that faded,
消えていった連中に
Those that never even made the grade,
とうとう一度も目的を達することのできなかった連中に
Those that we thought would never last.
ぼくらがけっして長続きしやしないだろうと思った連中に




Singers come and go,
歌い手たちは
登場しては去っていく
And stars fade away.
そしてスターたちは消えていく
They vanish in the haze
朦朧とした靄の中へと消えていくのだ
And they're never seen again,
そして二度と姿を見せることはない
But the music just keeps playing on.
だが、音楽は絶えることなく流れていく




They can't stop the music,
人は音楽を阻止できない
They can't stop the music,
彼らは音楽をとめることはできないのだ
They can't stop the music playing on.
音楽がかかりつづけることを
世間はストップできないのだ




I've been half a million places,
ぼくは実にたくさんの場所を訪れた
I've seen half a million people who stare,
じっと目を凝らすきわめて多くの人々を目にしてきた
I've been a star and down and out,
ぼくはスターだったし、浮浪者だった
I've been put on, sat on, punched and spat on,
ぼくは担がれ、叩かれ、殴られ、ツバを吐きつけられてきた
They've called me a faggot, a spiv and a fake,
世間はぼくをオカマだの、イカサマ師だの、ニセモノ呼ばわりしてきたのだ
They can knock me down and tread on my face,
彼らはぼくを打ちのめすことはきるだろう、
ぼくの面目を丸潰しにすることもできるだろう
They can't stop the music playing on.
彼らは
音楽がかかり演奏されることを止めることはできないのだ




Let's all raise a glass
さあ、みんな、盃を上げよう
To the rock stars of the past,
過去のロック・スターたちに
Those that made it,
成功した者たちに
Those that faded,
消えていった連中に
Those that never even made the grade,
とうとう一度も目的を達することのできなかった連中に
Those that we thought would never last.
ぼくらがけっして長続きしやしないだろうと思った連中に




Singers come and go,
歌い手たちは
登場しては去っていく
And stars fade away.
そしてスターたちは消えていく
They vanish in the haze
朦朧とした靄の中へと消えていくのだ
And they're never seen again,
そして二度と姿を見せることはない
But the music just keeps playing on.
だが、音楽は絶えることなく流れていくのだ





Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞









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ロックに限らず、ポピュラー・ミュージックの世界を思うとき、わたしの中にあるひとつの奇妙なマラソンの光景が思い浮んでくる。
いつ終わるとも知れぬ、果てしなくつづく、とてつもない規模の一大マラソンだ。
誰がいつどこで走りはじめてもよく、どこで誰が走りやめてしまっているのかも定かではない。もしかしたら、人知れずまた走りはじめているのかもしれない。
昨日まで沿道で声援を送っていた連中が、きょうは華々しくトップを走っていることだって、けっして珍しいことではなく、反面、また、かつては先頭集団を形成してレースを引っ張っていた者たちが、いまではすっかり齢をくって枯れた姿で悠然とスローペースで走っていたりもするだろう。
化粧をして走っているのもいれば、何事か大仰なスローガンを掲げて走っているのもいるだろう。重そうな鋲打ち革ジャンもいれば、スキンヘッドもいる。ゲイもいれば、ときには真性のサイコパスや犯罪者だっているだろう。
動機だってまちまちだ。
華やかなメディアのライトを浴びて走る者もいれば、ひたすら場末を走る者まで。
沿道には世界中のあらゆる民族のあらゆる人々がいる。
そんなどことなくカフカエスクなユーモアさえ漂ってくるようなこのとてつもない規模の破格のウルトラ・スーパー・マラソン
見たところ、このマラソンにはゴールなどありそうになく、またスタートがいつどこのことだったのかもわかりそうにない。それどころかコースすら定まってなどいないにちがいない。

そんな延々とつづく大河のような、けっして途絶えることのないひとつの大きな流れ、
それが(誰にも止めることのできない)音楽という流れである。

Yes,he’s right,
We Can’t Stop The Music.