Streets Of Baltimore



Words and Music by Tompall Glaser and Harlan Howard.
(1973年発表)




(原題直訳 「ボルチモアの街路」)



名作アルバム度 ☆☆☆☆☆


「GP」 (グラム・パーソンズ







歌詞は、次のURLから
http://www.gramparsons.com/lyric/lyric_css.php?lyric=stree



名曲度 ☆☆




邦題 「ストリーツ・オブ・ボルティモア」 (グラム・パーソンズ









Well I sold the farm to take my woman where she used to be
そう、おれは農場を売ったんだ
おれの女が元いたいたところに連れて帰ってやるためにな
We left our kin and all our friends back there in Tennessee
親戚や友達のいるテネシーをあとにしたのさ
And I bought those one way tickets she had often begged me for
それで、まえまえからよく彼女にせがまれてた片道切符を買ったんだ
And they took us to the streets of Baltimore
そして、たどり着いたのが、このボルチモアの街の通りだ
Well her heart was filled with gladness when she saw those city lights
この街の灯りを見たときには、彼女の心は喜びに満ち溢れて
She said the prettiest place on earth was Baltimore at night
この世でいちばんきれいなところは、夜のボルチモアだと彼女は言った
Well a man feels proud to give his woman what she's longing for
そう、男というものは
自分の女が求めてやまないものを与えてやることに誇りを感じるものなんだ
And I kinda liked the streets of Baltimore
そして、おれも、言わば、まあ
ボルチモアの街を気に入ったようだった




Then I got myself a factory job, I ran an old machine
それで、おれは工場に職を見つけて、古ぼけた機械を動かした
And I bought a little cottage in a neighborhood serene
そして、静かな品のある一角に小さなコテージを買ったんだ
And every night when I'd come home with every muscle sore
そして、毎晩、全身の筋肉がヒリヒリする思いで家に帰ると
She'd drag me through the streets of Baltimore
彼女に引きずりまわすようにしてボルチモアの街に出た
Well I did my best to bring her back to what she used to be
そうさ
おれは最善を尽くして彼女がかつていたところに連れて来てやったんだ
Then I soon learned she loved those bright lights more than she loved me
そして、ほどなくして、おれが知ったのは
彼女が愛していたのは、このおれなんかよりも、
あのまばゆい光なのだということだった
Now I'm a going back on that same train that brought me here before
いま、おれは、
以前、おれをここに連れてきたのと同じ汽車に乗って戻るところだ
While my baby walks the streets of Baltimore
そして、こうしているいま
おれのあいつは、ボルチモアの街を歩いているのだ
While my baby walks the streets of Baltimore
おれがこうしているいまも
おれのあいつはボルチモアの街の通りを歩いているのだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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※ 若くして亡くなったグラム・パーソンズのこのアルバムも、ぼくの生涯オールタイムの10枚にどうしても入れておきたい名盤だ。*1
カントリー系のロックに抵抗がある人には奨めはしないが、すばらしい歌(けっして巧くはないのだが)、すばらしい声、すばらしい楽曲、すばらしい顔ぶれのミュージシャンたちによるバックの演奏など、これだけパーフェクトなアルバムはめったにない。

*1:こんなアルバムが出来たのなら、(わたしだったら)死んでもそんなに悔いはないと(最終的に自分で)結論できるだろうと(けっこう本気で)考える。