Working Class Hero


Words & Music by John Lennon.
(1970年発表)



(原題直訳 「労働階級の英雄」)



From John Lennon album, "John Lennon Plastic Ono Band".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「ジョンの魂」 (ジョン・レノン



歌詞は、次のURLから
http://www.john-lennon.com/songlyrics/songs/Working_Class_Hero.htm



名曲度 ☆☆☆☆




邦題 「ワーキング・クラス・ヒーロー(労働階級の英雄)」 (ジョン・レノン





As soon as your born they make you feel small
人は生まれるやいなや、やつらの手で卑小さを感じるように仕向けられる
By giving you no time instead of it all
何はともあれ、とにかく暇を与えないことで
Till the pain is so big you feel nothing at all
人はまったく何も感じなくなってしまうほどまでに
その苦しみは大きくなる
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄ってのはなかなかのもんだぜ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄になるってえのは、かなりのものなのさ





They hurt you at home and they hit you at school
やつらは家では人の心を傷つけ、学校では殴りつける
They hate you if you're clever and despise a fool
もしも、賢けりゃ、人はやつらに憎まれ、愚かなら蔑まれる
Till you're so fucking crazy you can't follow their rules
よほどどのキチガイにでもならなけりゃ
人間、やつらの規則(=ルール)の言いなりになったりできるもんじゃない
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄ってのはなかなかのもんだぜ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄になるってえのは、かなりのもんだ




When they've tortured and scared you for 20 odd years
やつらは20年といくらかの年月にわたって人に責め苦をおわせ、怯えさせる
Then they expect you to pick a career
そうしておいて、人が職業を手にすることを期待してるんだ
When you can't really function you're so full of fear
きみがちゃんとしっかりその役目を果たさなくなるときこそ
そのときこそ、きみたちは大いなる脅威となるのだ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄ってのはかなりのもんだぜ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄になるってえのは、なかなかのものなのさ




Keep you doped with religon, sex and T.V.
宗教とセックスとテレビ漬けにされて人は腑抜けにされ飼いならされる
And you think you're so clever and classless and free
そうやって人は自分がひじょうに賢く、また階級など関係なく自由なのだと考える
But you're still fucking peasents as far as I can see
ところが、おれの目からすれば、きみたちなんてあいかわらずのどん百姓さ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄ってのはなかなかのもんだぜ
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄になるってえのは、かなりのもんだぜ




There's room at the top I'm telling you still
頂点には空き部屋があるんだ、おれがしつこく言ってることだ
But first you must learn how to smile as you kill
だが、まず、最初にあんたが覚えなきゃならないことは
笑って人を殺せるようになることだ
If you want to be like the folks on the hill
もしも、あんたが丘の上のあの住人たちのようになりたいのならな
Working Class Hero is something to be
ワーキングクラスの英雄ってのはなかなかのもんだぜ
Yes , A Working Class Hero is something to be
そうさ、ワーキングクラスの英雄になるっていうのはなかなかのものなのさ




If you want to be a hero well just follow me
もし、きみらが英雄になりたいのなら
とにかくおれについて来な
If you want to be a hero well just follow me
もしも、あんたらが英雄になりたいんだったら
とにかくおれについて来るんだ






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮





(現在、わたしたちのこの社会にすでにそれが萌芽状態以上のものとして誰の目にも心にも明らかになりつつあるように)
「貧富の差」(が広がると)「機会均等」(という原則が見えにくくなり)、「社会(に)不満」と「社会(の)不安」(が発生し)(それが層をなし)、「憎しみ」(が占める役割が大きくなり)、「暴力」(とそれを抑えつけるための(直接的な)力としての)「暴力」(の準備)(としての警備)(が目に付くようになるが)、(そうした状況において)(もっとも重要であり)(すなわち重視されるべきは)「教育」(だ)。

「教育」とは(いつの世においても、あからさまなまでに)(語の厳密な意味における)「イデオロギー」(以外の何者でもない)。(言い換えるなら)「教育」とは、ことごとく「イデオロギー」化する(宿命にある)。(わたしが(いま)ここで(その必要を)説こうとしている)「教育」とは(わたくしたちの)「民主主義社会」と(その大原則である)「機会均等」を正しく教え、理解させ、(人がこの社会を個々の能力に応じた)「創意性」(=創意工夫)と「勤勉さ」という継続性や「努力」という集中、そして「学習」や「研究」「研鑽」といった「向上心」によって(この社会を正しく生きていく)その基本的な姿勢やスタンスと(この社会における「ゲーム」の)正しく愉しい「競技法」(すなわちプレイのしかた*1をよく教え示してやることであり、さらには、また、その初歩的な技術編として、(各個人が自分で)「自分」に気づき、「自分」を開発する(「自己」というものとの付き合い方を発見し、習得する)ヒントや刺激や環境*2を(社会がその要員と要員の候補のために)(よく)整えてやり、整備し、配備することだ。


そして、民主主義社会の強さ、利点とは(何よりもまず)「雑」の強さ、雑種、すなわち混合種の強さである。*3、そして、その強さとは、やはり「層」の厚さ、「幅」の広さ(広範さ)という「量」的な(ものに還元可能な種類の)「質」なのだ。

どんな人間も(正しく)開発し、訓練を重ねることをしていけば、とんでもない「貴種」となる「力」を秘めている。*4

*1:それはまた楽しみ方でもある。

*2:ここでいう「環境」とはセットとセッティングのこと。

*3:混合種が金剛主となるのが(いちばん強い)「ヴァジラヤーナ」(笑い)デモクラシーである(!?)

*4:基本的に言って、従来の教育、つまり、社会が共同で公共的に行う「教育」というものは、ぶっちゃけ、その社会を利するためのものであって、実は個=人は二の次だった。だが、わたしたちからなる社会がより高い視座と広い視野を持つものであれば、いまここある当面の社会を利することよりも個々の個人を利することが可能となるような教育を提供することのほうが、よほど社会を利することになるのだ。人間が豊かに力強くかつ気高く進歩すれば、それだけ社会からは低次の問題は減少し、同時にまず量的にあらゆる問題の解決能力が高まり、それだけ社会が常備し保持する力能やエネルギーの無駄な散逸が回避され、何よりも個々の人間が創意工夫と、勤勉さという継続性、努力という集中や、学習、研究、研鑽といった向上心をもって生きることで、自ずと人はいま以上の個々人となるのだから、各人におけるそうした成長は、意志や責任や倫理や自己への目標設定能力や自信や相互信頼などを向上させ、必ずや社会そのものを徐々に大きな変容へと巻き込んでいくことになるからだ。人間は誰でもいまよりももっと凄く(!)なれる。(ま、わざとこんなこと言ってるんですけどねー。