Summertime Blues

Words & Music by Eddie Cochran.
(1958年発表)



(原題直訳 「夏場のブルース」)





Performed by Eddie Cochran.


You can listen to Eddie Cochran compilations such as "Greatest Hits".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「グレイテスト・ヒッツ」 (エディ・コクラン



Also you can listen to The Who live album, "Live At Leeds".
名作アルバム度 ☆☆☆☆

「ライブ・アット・リーズ」 (フー)



And The Blue Cheer album, "Vince Bus Eruptum".
名作アルバム度 ☆☆
(ブルーチアー)



歌詞は、次のURLから
http://www.joanjett.com/Lyrics/lyrics/SummertimeBlues.htm





名曲度 ☆☆☆☆☆



邦題 「サマータイム・ブルース」 (エディ・コクラン









Well, I'm a-gonna raise a fuss,
さてと
ひとつ文句をブチまけてみるとするか
I'm a-gonna raise a holler
不満を一発ブチかましてみるか
About a-workin' all summer
夏の間中
ずうーっと働かなきゃならないってことについてだ
Just to try to earn a dollar
ただカネを稼ごうってだけのこと
But every time I call my baby
なのに、おれがいつもあの子に電話して
Try'na get a date
デートを取り付けようとするたびに
My boss says,
おれの上司が言いやがるんだ
"No dice, son, you gotta work a-late."
「無理だね、若いの、
おまえには残業をしてもらうぜ」
Sometimes I wonder what I'm a-gonna do
ときどき、おれは考え込んじゃうのさ
おれは何をしようとしてるんだろうって
There ain't no cure for this summertime blues
夏場の憂鬱には打つ手は全然ないってもんだ




Well, my mom 'n' poppa told me,
そうなんだよ
おれのおふくろも親父も言いやがったぜ
"Son, you gotta earn some money
「せがれや、少しはカネを稼いでこいや
If you wanna use the car to go ridin' next Sunday."
次の日曜におまえがウチのクルマを乗り回したいならな」
Well, I didn't go to work,
そうよ、おれは仕事に行かなかった
Told the boss I was sick -
上司にゃ病気だって伝えてな
"Now you can't use the car
「それじゃ、おまえにクルマを使わせるわけにはいかんぞ
'Cos you didn't work a lick!"
オマエときたら、少しも働かんからな」
Sometimes I wonder what I'm a-gonna do
ときどき、おれは考え込んじまうぜ
自分は何をやろうとしてんのかってな
There ain't no cure for this summertime blues
夏場の憂鬱はまるで処置なし




Well, I'm gonna take two weeks,
そうよ、おれは2週間はとるつもりだ
Gonna have a fine vacation,
いかした休暇を過ごそうってわけよ
I'm gonna take my problem
おれのこの問題を、おれは
To the United Nations.
国連に持ち込んでやろうってわけで
Well, I called my congress man
んで、おれんとこの地元の代議士に電話したんだ
And he said - quote -,
そしたら、そいつが言いやがったぜ、
カギカッコ開く
"I'd like to help ya son,
「わたしとしては
きみの力になってあげたいんだけどねえ、お若いの
But ya're too young to vote"
しかし、きみにはまだ若くて選挙権がないからなあ」
Sometimes I wonder what I'm a-gonna do
ときどき、おれは考え込んじゃうぜ
自分は何をしようとしてんだろうってな
There ain't no cure for this summertime blues
夏場の憂鬱には全然打つ手はないってもんだ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞




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エディ・コクラン19歳の作品、日本風に言うと彼の出世作となったのが、この「サマータイム・ブルース」だ。
大人でもなく、子供でもない、当時の(時代のキーワードのひとつだった)「ティーネージャー」の置かれた状況、その居場所のなさ(育ちすぎた子供、未熟な大人という二重性)や、その苛立ちや焦燥がよく反映された(まさしく)ロックンロールな名曲だ。
その後も多くのアーチストによって歌いつがれてきた一級品のロックンロール・クラシック*1

コクランは、この曲のヒットの後、2年後にロンドンで交通事故に遭い、21歳という若さでこの世を去ってしまう。イギリス・ツアーを終えて空港に向かう途中のタクシーの事故だった。

*1:上記のフーやブルーチアーのほかにもT.Rex、ストレイ・キャッツヴァン・ヘイレン、ジョーン・ジェットなどから、果てはオリヴィア・ニュートン・ジョンまでレコーディングしている(笑い)