Starman

Words & Music by David Bowie.
(1972年発表)



(原題直訳 「星の人」)*1




From David Bowie album,
"The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders And From Mars".

名作アルバム度 ☆☆☆☆☆


「ジギー・スターダスト」 (デイヴィッド・ボウイ)




歌詞は、次のURLから
http://www.123lyrics.net/d/david-bowie/starman.html




名曲度 ☆☆☆☆☆





邦題 「スターマン」 (デヴィッド・ボウイ









Hey now now, oh no no
ヘイ、いまだぜ、いま、
おゝ、違うぜ、違う



Didn't know what time it was the lights were low oh-oh
何時ごろだったかわからないが
明かりが暗くなってからだった、うん
I leaned back on my radio oh-oh
まったりしてラジオを聴いていたんだ
Some cat was layin' down some rock 'n' roll "lotta soul", he said
どっかのヤツが何かのロックンロールをかましてたんだけど
「ソウルをふんだんに」とか野郎が言ったら
Then the loud sound did seem to fade
そしたら、そのでっかい音を掻き消すようにして
Came back like a slow voice on a wave of phase
位相の違う周波数に乗ったスローモーな声みたいなのが聴こえてきたんだ
That weren't no DJ that was hazy cosmic jive
DJの声なんかじゃなくってさ
何かはっきりしない宇宙っぽい響きのノリだった




There's a starman waiting in the sky
異星の人(スターマン)が空で待ってるぜ
He'd like to come and meet us
そいつは、ぼくらのところに来たがってる
ぼくらに会いたがってるんだ
But he thinks he'd blow our minds
だけど、自分が
ぼくらの心を狂わせて吹っ飛ばしてしまうと思ってるんだ
There's a starman waiting in the sky
上空でスターマンが待機してる
He's told us not to blow it
そいつはぼくらに
気を確かに持つようにと告げている
Cause he knows it's all worthwhile
というのも、これが価値あることだと
彼にはわかっているからだ
He told me:
そいつがぼくに告げたんだ
Let the children lose it
子供たちを気楽にのんびりさせるんだ
Let the children use it
子供たちをそれに馴れさせろ
Let all the children boogie
すべての子供たちを
ブギーの気分にさせてしまうのだ、と




I had to phone someone so I picked on you ho ho
誰かから電話があって
ぼくは受話器をとったんだ、ふむふむ
Hey, that's far out so you heard him too! o o
ヘイッ! これってスッゲエくない
おまえも聴いてたんだ、うっひょーいッ
Switch on the TV we may pick him up on channel two
テレビをつけてみようか
2チャンネルでヤツのことが見れるかもしれないぜ
Look out your window I can see his light a ight
窓から見てみようか、ヤツの光が光ってるのを見れるかもな
If we can sparkle he may land tonight a ight
おれたちも、もし発光できたら
そいつも今夜着陸して来れるかもしれないよなあ
Don't tell your poppa or he'll get us locked up in fright
親父には言わないでおけよ、じゃないと厳重に部屋に閉じ込められちゃうからな




There's a starman waiting in the sky
異星の人(スターマン)が空で待ってるんだ
He'd like to come and meet us
そいつは、ぼくらのところに来たがってる
ぼくらに会いたがってるんだ
But he thinks he'd blow our minds
だけど、自分が
ぼくらの心を狂わせて吹っ飛ばしてしまうと思ってるんだ
There's a starman waiting in the sky
上空でスターマンが待機してる
He's told us not to blow it
そいつはぼくらに
気を確かに持つようにと告げている
Cause he knows it's all worthwhile
というのも、これが価値あることだと
彼にはわかっているからだ
He told me:
ぼくはそいつに言われたんだ
Let the children lose it
子供たちを気楽にのんびりさせろ
Let the children use it
子供たちをそれに馴れさせるんだ
Let all the children boogie
すべての子供たちを
ブギーさせてしまうのだ、って




La, la, la, la, la, la, la, la
♪ ラーララララー、ラララ
La, la, la, la, la, la, la, la
♪ ラーララララー、ラララ
La, la, la, la, la, la, la, la
♪ ラーララララー、ラララ
La, la, la, la, la, la, la, la
♪ ラーララララー、ラララ







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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上空で待機する宇宙人がラジオのロックンロール番組の電波をハイジャックして*2、地球人とのコンタクトを試みる。
当然、そのラジオを聴くような種類の若い子だけがそのメッセージを受信することになる。
ラジオを聴いていた子供たちは電話をかけ合うなどして、早速、口コミでその情報を広めていく。


そんなこの歌「スターマン」は、この物語のコンセプトをもっともよく物語る1曲になっているが、同時に、このアルバム「ジギー・スターダスト&スパイダーズ・フロム・マーズの台頭と没落」*3中の最大のヒット曲であり、この曲によってデイヴィッド・ボウイの名前は(そのグラマラスなメイクやヘアスタイルやファッションとともに)一躍、世界に知られるようになっていった。
こうしてデイヴィッド・ボウイと(ギタリストのミック・ロンソン率いる)そのバック・バンドは、「ジギー・スターダスト」&「ザ・スパイダーズ・フロム・マーズ」となり、そのドッ派手なステージによって(マーク・ボランのT−REXと並んで)グラム・ロックの隆盛のその大きな原動力となり、虚実がオーバーラップする独自の虚構空間を(ステージに、またメディア上に)創出していった。

*1:「異星人」という意味合いでとるといいだろう。

*2:一般にアーチストにとって自分たちの楽曲がラジオから流れることも、一種の(時間限定的な)電波ジャックであるともいえよう。

*3:アルバムの発売当時、日本では「屈折する星屑と火星からの蜘蛛たちの上昇と下降」という何やら未来派的な邦題がついていたそうだ。