Raining In My Heart



Words & Music by Boudleaux Bryant and Felice Bryant.
(1959年発表)



(原題直訳 「わたしの心の中で降る雨」)



Performed by Buddy Holly

You can listen to his various compilations
such as "The Buddy Holly Collection".
名作アルバム度 ☆☆☆☆☆

「コレクション」 (バディ・ホリー




歌詞は、次のURLから
http://www.cocolyrics.com/B/Buddy%20Holly/Buddy%20Holly%20-%20Raining%20In%20My%20Heart%20lyrics.htm



名曲度 ☆☆☆☆☆


邦題 「レイニング・イン・マイ・ハート」 (バディ・ホリー







The sun is out, the sky is blue
太陽が出ている、空は青い
There's not a cloud to spoil the view
視界を妨げる雲ひとつない
But it's raining, raining in my heart
だけど雨が降っている
ぼくの心の中に雨が降ってるんだ




The weather man says "Clear today"
天気予報の人は「きょうは晴れでしょう」と言った
He doesn't know you've gone away
そいつには知ったことじゃないのさ
きみが去っていったことなんて
And it's raining, raining in my heart
だから、雨なんだ
雨が降ってるんだ、ぼくの心の中では




Oh misery, misery
おゝ、つらさよ、苦しさよ
What's gonna become of me?
このぼくはどうなってしまうんだい?
I tell my blues they mustn't show
ぼくは自分のブルースに
表に出てきちゃならないと告げたんだ
But soon these tears are bound to flow
でも、この涙はいまにも流れ出ようとしている
'Cause it's raining, raining in my heart
だって、雨なのだから
ぼくの心の中では雨が降ってるのだから




But it's raining, raining in my heart
でも、雨なんだ、ぼくの心の中は雨降りなんだ



And it's raining, raining in my heart
そして、雨が降っている、
ぼくの心の中で雨が降ってるんだ




Oh misery, misery
おゝ、つらさよ、苦しさよ
What's gonna become of me?
このぼくはどうなってしまうんだい?
I tell my blues they mustn't show
ぼくは自分のブルースに
表に出てきちゃならないと告げたんだ
But soon these tears are bound to flow
でも、この涙はいまにも流れ出ようとしている
'Cause it's raining, raining in my heart
だって、雨なのだから
ぼくの心の中では雨が降ってるのだから







Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞






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歌にも歌われた飛行機事故で1959年に22歳で亡くなってしまったということを抜きにしても、バディ・ホリーが遺したトラックを聴いて、バディ・ホリーを「いい!」「すばらしい!」と思うことには、その無垢さ(=イノセント)もさることながら、そこには一種の宗教的な神秘体験のような霊験があるように思われる。本当にすばらしいのだ。その声も歌い方もバックのギター・サウンドも(聴こえてくるもの)何から何までが実にリアルに迫ってくる*1。そして、時間が浄化され、気持ちが清らかになり、神様、ごめんなさい、明日からいい子になります・・・・、というそんな気持ちにさせられる(苦笑)。



Buddy Holly、 
わたしにはこの名前は、
ほとんど聖なる仏陀、 Holy Buddha と自動翻訳されてしまう。


言うならば、バディ・ホリーは菩薩である。といったところだが、実際、ロックンロールを通じてバディ・ホリーというイノセントなときめき、ときめきのイノセンスをいつでも好きなときに魂に聴覚できるというのは、人間として、これはとても貴重な慶ばしきことだと(彼を聴くたびに)心に銘じている。。



この「レイニング・イン・マイ・ハート」は、後期*2のニューヨークに出て来てからの録音で(それまでのストレートなギター・サウンドでなく)ストリングス(=ヴァイオリン、ビオラ、チェロなどの複数の弦楽器)の入った曲で、たしか彼の死のすぐ後に発表され、(そのまま)ファンの気持ちを物語るような歌になってしまったところが歌の力だ*3

*1:曲名も(たとえば「♪Maybe Baby」「♪That'll Be The Day」「♪Think It Over」など)、大半のタイトルがそのまま半分メロディへと離陸していってしまう。

*2:22歳でキャリアの後期だ!

*3:また、彼の死の時点でのイギリスでのヒット・シングル「It Doesn't Matter Anymore」(もう気にしなくていい)は、その死によってヒット・チャートのナンバー・ワンにまで急上昇し、6週連続チャートのトップをキープした。歌詞というのはある事実やある状況に嵌まるとそこから(それまで気づかなかったある量的(= quantum)な可能態としての)新たな意味が生じてしまうものなのだ。