Proud Mary

Words & Music by John .C. Fogerty.
(1969年発表)



(原題直訳 「誇り高きメアリー」(船名))



Performed by Creedence Clearwater Revival.

From their second album, "Bayou Country ".
名作アルバム度 ☆☆☆

「バイヨー・カントリー」 (クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル



Also you can listen to Ike & Tina Turner album, "Proud Mary".
名作アルバム度 ☆☆☆

(アイク&ティナ・ターナー




歌詞は、次のURLから
http://www.webfitz.com/lyrics/Lyrics/1969/181969.html


名曲度 ☆☆☆☆☆




邦題 「プラウド・メアリー」 (クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル





Left a good job in the city,
街でのいい職を辞めちまったぜ
Working for The Man every night and day,
昼も夜も偉いヤツのために働いてたんだ
And I never lost one minute of sleeping,
Worrying 'bout the way things might have been.
だけど、やめなきゃ、いまごろは・・・なんて
悔やんで眠れないなんてこたあ
これっぽっちもありゃしねえ




Big wheel keep on turning,
大きな輪が廻りつづけているんだ
Proud Mary keep on burning,
誇らしきメアリー号は賑やかに進んでいく
Rolling, rolling, rolling on the river.
外輪を廻して、転がるように進む、進む、河の上を




Cleaned a lot of plates in Memphis,
メンフィスじゃ、しこたま皿を洗ってた
Pumped a lot of pain down in New Orleans,
ニューオーリンズじゃ、骨の髄からきつい目に遭ったもんだぜ
But I never saw the good side of the city,
なのに、おれは都会のいい目を見たことねえ
Until I hitched a ride on a river boat queen.
この河の女王然としたこの汽船に乗っけてもらうまではな




Big wheel keep on turning,
大きな輪が廻りつづけているのさ
Proud Mary keep on burning,
誇らしきメアリー号が賑やかに進んでいく
Rolling, rolling, rolling on the river.
外輪を廻して、転がるように進んで行く
河の上を転がるように進んで行く



Rolling, rolling, rolling on the river.
廻る、廻る、
転がるように進んで行く、河の上を




If you come down to the river,
あんたらだって、もし河まで出て来れば
Bet you gonna find some people who live.
賭けてもいいぜ
生きいきとしたステキな連中に出会えるさ
You don't have to worry 'cause you have no money,
金なんかどうせねえんだから、心配しなくていいってもんよ
People on the river are happy to give.
河の連中が喜んであれこれ与えてくれるさ




Big wheel keep on turning,
大きな輪が廻りつづけているんだ
Proud Mary keep on burning,
誇らしきメアリー号が賑やかに進んで行く
Rolling, rolling, rolling on the river.
外輪を廻して、転がるように進んで行く、
河の上を進んで行く



Rolling, rolling, rolling on the river.
外輪を廻して、進む、進む、河の上を
Rolling, rolling, rolling on the river.
外輪を廻して、転がるように進んで行く、河の上を
Rolling, rolling, rolling on the river.
進め、進め、転がるように河の上を





Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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もしかしたら、この曲を聴いたことのない人は滅多にいないのではなかろうか?

ミシシッピー河を行く外輪船の「誇り高きメアリー」号に飛び乗った(この歌の)主人公に扮して、作者である(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァルの)ジョン・フォガティが(一生懸命)「ウォイキング(=workig)」とか「トヮイニング(=turning)」とか「ブァイニング(=burning)」とか(ミシシッピ訛りなのだろう)無理して真似て、背伸びして歌っているが、彼らは生粋のカリフォルニアの人。でも、とっても素晴らしい(いかにもな)(らしい)(雰囲気のある)曲と演奏だ。

この曲のヒットと彼らのこのアルバム「バイヨウ・カントリー」*1、そしてザ・バンドの「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」、「ザ・バンド」の2枚のアルバムの出現は、ロック史にとって見過ごすことのできない大きな転換点を示すことになったように思う。アメリカの "奥地" の大地や森や河や沼地をロックが拓くことになったとでも(とりあえず)言っておこうか・・・・。それは(サイケデリアの一時期を経て)もはや都市の音楽のみに限定しえない宇宙と自然という幅(のようなものを)、広がりを獲得したのだった。

そして、この歌のヒット以降、アメリカ(のみならずオーストラリアに至るまで英語圏各地)の遊覧船や釣り船などに(やたらと)「プラウド・メアリー」号という船名が増えることとなり、21世紀の今日に至っている(笑い)。



Big wheel keep on turning,
Proud Mary keep on burning,
Rolling, rolling, rolling on the river.

大きな輪が廻りつづけているのさ
誇らしきメアリー号が賑やかに進んでいく
外輪を廻して、転がるように進んで行く
進め、転がるように、河の上を




「運命」とか「宿命」といったものを象徴するものとしての「車輪」と(やはり「人生」や「時の流れ」に喩えられることの多い)「河」の双方がこの歌にはある。
そんなことなど(ほとんど)おくびにも出さぬかのような顔をして・・・・。

(循環する輪と、一方向へとリニアに流れて戻ることのない川・・・・・)



Rolling, rolling, rolling on the river.

外輪を廻して、進む、進む、河の上を



・・・かくして、(5月11日の)「スピニング・ウィール」Spinning Wheel や、
(その翌日12日の)「恋のカルーセル」 On A Carousel のあの(回転する)「輪」の主題が(再びここに)戻ってきた。「輪」の再臨である。

ということで(明日からもまた)いま少し「人生」を感じさせる歌をつづけていくことにしよう・・・・。

*1:「bayou」とは、(アメリカ南部の)河川や湾や沼湖や沼沢地の入り江や緩流河川を指す言葉だ。