Jailhouse Rock
Words & Music by Jerry Leiber and Mike Stoller.
（1958年発表）
（原題直訳 「監獄ロック」）
Performed by Elvis Presley.
You can listen to Elvis film soundtrack album,
"Jailhouse Rock",
名作アルバム度 ☆☆☆
「監獄ロック」 （エルヴィス・プレスリー）
Also on his compilations such like "ELV1S 30 #1 Hits".
推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆
「ＥＬＶ１Ｓ ３０ナンバー・ワン・ヒッツ」 （エルヴィス・プレスリー）
Also you can listen to Jeff Beck Group album, "Cosa Nostra Beck Ola".
名作アルバム度 ☆☆
「ベック・オラ」 （ジェフ・ベック・グループ）
歌詞は、次のＵＲＬから
http://www.thesonglyrics.com/p_song_lyrics/elvispresley_lyric1.html
名曲度 ☆☆☆☆☆
邦題 「監獄ロック」 （エルヴィス・プレスリー）
The warden threw a party in the county jail.
郡刑務所で看守がパーティーを開いてくれた
The prison band was there and they began to wail.
獄内バンドがあって、ごきげんな演奏をはじめたんだ
The band was jumpin' and the joint began to swing.
バンドはノリノリで、獄内がウキウキしてきた
You should've heard those knocked out jailbirds sing.
打ちひしがれた篭の鳥たちが歌うのを
あんたにも聴かせてやりたかったもんだぜ
Let's rock, everybody, let's rock.
さあ、ロックだ、みんな、体を揺すろうぜい
Everybody in the whole cell block was
獄区の全員がそろって
Dancin' to the Jailhouse Rock.
この監獄ロックで踊ってたんだ
Spider Murphy played the tenor saxophone,
テナーサックス吹いてるのはマーフィーの蜘蛛野郎
Little Joe was blowin' on the slide trombone.
トロンボーン鳴らしてるのがリトル・ジョー
The drummer boy from Illinois went crash, boom, bang!
イリノイ生まれのドラムの小僧は
ドッカーンドッカーン、どでかい音を叩き出し
The whole rhythm section was the Purple Gang.
リズム・セクションはみんなそろって超イカシタ連中だった
Let's rock, everybody, let's rock.
さあ、ロックだ、みんな、体を揺すってロックだぜ
Everybody in the whole cell block was
獄区が丸ごと、みんなそろって
Dancin' to the Jailhouse Rock.
この監獄ロックで踊ってたんだ
Number forty-seven said to number three:
囚人番号４７号が囚人番号３号にこう言った
"You're the cutest jailbird I ever did see.
「オマエみたいに飛び抜けキュートな篭の鳥なんて
おいら、見たことなかったぜッ
I sure would be delighted with your company,
オマエと仲良くなれたら、おれっち、嬉しいこと確実なりよ
Come on and do the Jailhouse Rock with me."
さあ、おいらと監獄ロックといこうじゃないか」
Let's rock, everybody, let's rock.
さあ、ロックだ、みんな、体を揺すってロックだぜい
Everybody in the whole cell block was
獄区が丸ごと、全員そろって
Dancin' to the Jailhouse Rock.
この監獄ロックで踊ってたんだ
The sad sack was a sittin' on a block of stone
しょぼくれサックが石畳の上で寝転んで
way over in the corner weepin' all alone.
ひとりコルネットの音に涙してやがったのさ
The warden said,
看守が言ったぜ
"Hey, buddy, don't you be no square.
「おい、テメエ、マジな話はなしにしようぜ
If you can't find a partner use a wooden chair."
相手がみつからないんなら、
その木の椅子と踊りゃあええわい」
Let's rock, everybody, let's rock.
さあ、ロックだ、みんな、体を揺すってロックだぜい
Everybody in the whole cell block
獄区が丸ごと、みんなそろって
Dancin' to the Jailhouse Rock.
この監獄ロックで踊ってたんだ
Shifty Henry said to Bugs,
抜け目ないヘンリーがワルのバグズにこう言った
"For Heaven's sake,no one's lookin',
「何たる幸運、誰も見てるヤツはいねえじゃねえか
Now's our chance to make a break."
おい、逃げ出すんなら、いまがチャンスだ」
Bugsy turned to Shifty and he said,
バグジーはシフティの顔を見て、こう言った
"Nix nix,I wanna stick around a while and get my kicks."
「よせ、よせ、ヤバイぜ、
おいらもちょっくら向こうへ行って、ノリノリ元気になってくるかな」
Let's rock, everybody, let's rock.
さあ、ロックだ、みんな、体を揺すってロックだぜい
Everybody in the whole cell block was
獄区が丸ごと全員そろって
Dancin' to the Jailhouse Rock.
この監獄ロックで踊ってたんだ
Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞
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その昔の日本のロカビリアンたち*1は、この歌「監獄ロック」を全編フルに日本語で歌ったというが、その歌い出しはこうだったという・・・・
♪ 粋な看守のはからいでぇ・・・・
というのだから、なるほどこれは、
The warden threw a party in the county jail.
郡刑務所で看守がパーティーを開いてくれた
とピッタリと符合している、
残りの歌詞も聴いてみたい。
そんな物分りのいい看守が実際の刑務所にいるのかどうかは疑問だし、いてもその物分りのよさを発揮するにはいろいろな点（や面）で人間として（高級で）上等な有能な（いわゆる、できる）人物でなければならないだろう*2。
エルヴィスの映画「監獄ロック」のこの歌の場面については（あいにく）まだ未チェックなままで申し訳ないのだが、おそらく夢か空想ではないだろうか。歌詞の時制が過去形になっているところにそうした仮定法的なものが察せられる・・・。
そもそも刑務所の「看守」というのは、本来は受刑者たちがとどこおりなく刑に服することができるよう、それを適切にアシストするのが任務であるはずなのだが、一般には（もしかしたら当人たちも）「看守」をはじめとする「刑務官」が、あたかも刑の執行官であるかのような誤解が行き渡ってしまっているようなところがあるように思えるのだが、そのへんどうでっしゃろか*3。
受刑者たちへの刑の執行を（わたしたち国の主権者から）委託されているのは、まず、「国家」であり、（日本の場合で言えば）法務省の矯正局の管轄下にある「刑務所」という国家の施設であるのだが、（一昨日、ここで並べたてた刑罰の種類*4に従えば）（こと有期刑に関するかぎり）（刑罰とは一定期間そこで服役することであるから）実際に刑を執行するのは（人間ではなく）「監獄」という閉ざされた空間とそこでの定められた（作業）時間や期間にほかならない。そして「囚人」は（受動的に）刑を受けるのではなく、主体的に（自分から）刑に服するのでなければ（刑罰の）意味は半減する。（この項、つづく）
