I'm Henry Ⅷ, I Am


Words & Music by Fred Murray and R.P.Weston.
(1965年発表)



(原題直訳 「ぼくはヘンリー8世だ、そうだよ、ぼくは」)



Performed by Herman's Hermits.


You can listen to their compilation album,
such like "Herman's Hermits Their Greatest Hits".
推奨アルバム度 ☆☆☆☆☆

(ハーマンズ・ハーミッツ)




歌詞は、次のURLから
http://www.mathematik.uni-ulm.de/paul/lyrics/hermanshermits/henry8.html



名曲度 ☆☆




邦題 「ヘンリー8世君」 (ハーマンズ・ハーミッツ)







I'm Henry the eighth I am
ぼくはヘンリー8世、そうなんだぜ
Henry the eighth I am, I am
ヘンリー8世だぜ、このぼくは
I got married to the widow next door
隣の未亡人*1と結婚したんだよ
She's been married seven times before
彼女、これまでに7回結婚しているんだけど
And every one was an Henry (Henry)
どの相手もみんなヘンリーだったんだ (ヘンリー!)
She wouldn't have a Willy or a Sam (no Sam)
ウィリーとかサムなんてのはいなかった (サムなし!)
I'm her eighth old man, I'm Henry
ぼくは彼女の8番目の旦那になるわけだが、
このぼくもヘンリーなんだよ
Henry the eighth I am
ヘンリー8世ってわけさ、このぼくが




Second verse same as the first
歌詞の2番も最初と同じでーす





I'm Henry the eighth I am
ぼくはヘンリー8世さ、そうさ
Henry the eighth I am, I am
ヘンリー8世なんだよ、このぼくが
I got married to the widow next door
隣の未亡人と結婚したんだけど
She's been married seven times before
彼女ったら、これまでに7回結婚してるんだ
And every one was an Henry (Henry)
相手はみんなヘンリーだった (ヘンリー!)
She wouldn't have a Willy or a Sam (no Sam)
ウイリーとかサムなんてのはいなかったんだ  (サムはなし)
I'm her eighth old man, I'm Henry
ぼくは彼女の8番目の旦那になるわけだが、
このぼくもヘンリーなんだよ
Henry the eighth I am
ヘンリー8世ってわけだ、このぼくが。


H - E - N - R - Y !
エィチ、イー、
エヌ、アール、ワイ!
Henry (Henry)
ヘンリー (ヘンリー)
Henry (Henry)
ヘンリー (ヘンリー)
Henry the eighth I am, I am
おいらはヘンリー8世だ
Henry the eighth I am
おいら、ヘンリー8世さ


Yeah!
イェーイ!





Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞







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ミック・ジャガーは、ハーマンズ・ハーミッツのこの世界的なヒット曲にヒントを得て
(きのうの)「レディ・ジェーン」を書いたのだろうか!?(笑い)


この曲が作られたのは1911年というから(ハーマンズ・ハーミッツのレコードがアメリカで大ひっとした1965年当時にしても50年以上も昔の)かなり古い歌だ。19世紀中盤の西欧先進諸国で急速に台頭し広まった大衆文化のひとつの例証ともいえる「ミュージック・ホール」は、とくにイギリスでで盛んになりイギリス各地にいくつかの系列店といえるものができるまでとなったが、この「ヘンリー8世くん」も、そんなミュージック・ホールの芸人たちによって歌われ、広まった曲のひとつだという。ことにロンドンっ子の人気コメディアンのハリー・チャンピオンのオハコだったという。

ハーマンズ・ハーミッツは、この「ヘンリー8世君」の何ヶ月かまえにも「ミセス・ブラウンのお嬢さん」という(当時、新たに作られたイギリス国産の曲だったが)いかにもミュージック・ホールを髣髴とさせるようなメロディーと歌詞を持ったヒット曲があり、それが(ミュージック・ホールとは無縁の)アメリカで大ヒットしたことから、柳の下の二匹目の何とやら・・・というわけでモロ、ミュージック・ホールなこの曲を軽快なロックンロールに仕立て上げ、新しいシングルとしてかまして出してみたところ、(さすがイギリスでは呆れられたのか不発だったが)これがアメリカで大当たり! いまでも極東のこの島で知る人がいるというほどにハーマンズ・ハーミッツが世界的な人気グループ(笑っちゃいますけど好きですねん)となることを決定づけてしまったと言われる曲。

コックニー風に「ヘンリー」を「ヘネリィー」と訛って歌うのがミソなのでしょうか?



【附記】

イギリスのミュージック・ホールについては、日本ではこの本がいちばん詳しいです。

大英帝国はミュージック・ホールから」 井野瀬久美恵 (朝日選書)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022594950/250-1747559-4434636#product-details

*1:ルビで「ごけさん」