Boys Are Back In Town

Words & Music by Phil Lynnot.
(1976年発表)


(原題直訳 「ヤツらが町に戻ってきてる」)



Performed by Thin Lizzy.

You can listen to Thin Lizzy album, "Jailbreak".
名作アルバム度 ☆☆☆

「脱獄」 (シン・リジー




歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsdepot.com/thin-lizzy/the-boys-are-back-in-town.html



名曲度 ☆☆☆☆☆




邦題 「ヤツらは町へ」 (シン・リジー






Guess who just got back today
当ててみな、
きょう誰が戻って来たのか、
Them wild-eyed boys that had been away
留守にしてたあの連中だよ、
獰猛な目をしたあいつらさ、
Haven't changed that much to say
変わってねえんだよ、
そんなに言うほどはな
But man, I still think those cats are crazy
だけどよ、おい、おれはまだ
ヤツらはゴキゲンな連中だと思ってるぜ




They were askin' if you were around
あいつら、訊きまわってたぜ、
あんたがまだここらにいるのかどうかってよ
How you was, where you could be found
あんたがどうしてたのか、
どこいきゃ、あんたに会えるのかってな
Told 'em you were livin' downtown
言ってやったぜ、
あんたがダウンタウンに住んで、
Drivin' all the old men crazy
オッサン連中を狂わせてるってことをよ




The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぞ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)
The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぜ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)



You know that chick that used to dance a lot
なあ、おめえ、知ってるよな、
あのスケ、さんざんっぱら踊りまくってたもんだぜ
Every night she'd be on the floor,
毎晩、ダンスフロアに出て、
Shakin' what she got
胸もケツも全身揺さぶりまくってたもんな
When I say she was cool she was red hot
おれがヤツのこと
涼しい顔してカッコイイじゃんっつったら、
あのスケ、真っ赤になって怒りやがった
I mean, she was steamin'
つまり、カッカカッカして
ムキになりやがったってことよ




And that time over at Johnny's place,
で、あんときはジョニーの店で
それっきりになったんだ
Well, this chick got up and she slapped Johnny's face
そうよ、あのスケ、
立ち上がるとジョニーのツラをひっぱたきやがってな
Man, we just fell about the place
で、おれらときたら、
その場で大いに笑いころげたぜい
If that chick don't wanna know, forget her
もし、あのスケが興味示さないようなら、
あの女のことは忘れてやるさ




The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぞ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)
The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぜ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





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「ボーイズ・アー・バック・イン・タウン!」
いいなあ、このタイトル、ゾクゾクしてくるぜい。

平穏な街、つまり退屈な街に獰猛な目つきをしたワルの一団が戻って来た。
どこから?  
さあ、どこからでしょうねえ・・・
・・・・「ジェイルブレーク」というアルバム・タイトルがそれを語ってるわけではあるが、
しかし、どこからなんて、そんなことはどうでもいい。
戻って来た、というそのことがここではじゅーよーなことなのだ。


「帰ってきた来た男(たち)」というのは、それだけで何かひじょうにロマンチックだ。
ここで言うロマンチックとは、(言わせて貰えば、ぼくが使うときはいつでも)「物語的」ということだ。



帰って来た男たち、そして、街(けっして都会ではない町)

それだけでいろんなストーリーが紡ぎ出せるでしょ
戯曲でも書けそうじゃないですか、少しばかりサム・シェパードっぽいのが

鑑別所でもどこでもいいよ、あるいはマグロ船に乗っててかなりの金を懐にしてるとか・・・、
ワルの連中がどこからか、その退屈な田舎町に戻ってくる
そして、ひとりの女の様子をそれとなく尋ねてまわる

どうやら女も相当の札つきであるようだ・・・・


推進力のある軽快なテンポに、どことなくブルース・スプリングスティーンを思わせる(あるいは意識したような)語りふうのヴォーカル、

いかにもこれから何かが起こりそうな、そういう「予感」を感じさせるドライヴの利いたスリリングな曲構成になっている



The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぞ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)
The boys are back in town
ヤツらが街に舞い戻って来たぜ
(The boys are back in town)
(ヤツらが街に戻って来たんだ)



このリフレインの部分につづく(彼らスィン・リズィのトレードマークである)ツイン・ギターの間奏がすごくいい。



バンドでもそうだけど、小さな町で(「有名」というのではなく)「名うて」の存在になる、
 notorious、
そういうのって、ちょっと憧れる、ロマンチックで憧れるなあ。
そして、もっと大きな世界を相手にしようと町を出て行く、
あるいは評判を聞きつけて、もっと大きな世界からお呼びがかかる、
ビートルズをはじめ、名前を挙げていくときりがないほどの世界レベルのアーチストたちは、みんなそうやって出て来た・・・、幾多の神話や伝説が同じ構造の物語を反復している、いまもどこかで、


・・・アドヴェンチャー・ロマン、
ウジュー・プレー・ザ・ゲーム?
オア・スティル・イン・ザ・ゲーム?