The Kids Are Alright

Words & Music by Pete Townshend.
(1966年発表)


(原題直訳 「ガキどものことなら大丈夫さ」)




Performed by The Who.

You can listen to The Who's first album, "My Generation"*1
名作アルバム度 ☆☆

「マイ・ジェネレイション」 (ザ・フー




歌詞は、次のURLから
http://www.oldielyrics.com/lyrics/the_who/the_kids_are_alright.html



名曲度 ☆☆



邦題 「キッズ・アー・オールライト」 (フー)







I don't mind other guys dancing with my girl
べつに気になんかしませんよ、
他のヤツらがおれのカノジョと踊ってたって
That's fine, I know them all pretty well
けっこうなことじゃないっすか、
あの連中なら、おれ、みんなよく知ってますし
But I know sometimes I must get out in the light
だけど、ときどき思うんすよね、
自分もやっぱもっとまっとうにならんとマズイっすよねって
Better leave her behind with the kids, they're alright
彼女のことは、あのガキどもに任せてといたほうがイイっしょ
いい連中っすからね、あいつらは
The kids are alright
問題ないっすよ、あのガキどもなら




Sometimes, I feel I gotta get away
ときどき、
こんなことしてちゃアカンなあって気になるんすよ
Bells chime,
潮時ですよね
I know I gotta get away
もう足洗わなアカンですわ
And I know if I don't, I'll go out of my mind
自分でもわかるんすよ、
このまんまじゃ、自分、アタマがバカになっちゃいますよ
Better leave her behind with the kids, they're alright
彼女のことは、あのガキどもに任せてといたほうがイイっしょ
いい連中っすからね、あいつらは
The kids are alright
大丈夫っすよ、あのガキどもなら




I know if I go things would be a lot better for her
わかってるんすよ、
自分が消えたほうが彼女にとってもいいんすよ
I had things planned
いろいろ先のことは考えたんすけどね
But her folks wouldn't let her
彼女んちがどうしても許してくれなくて




I don't mind other guys dancing with my girl
べつに気になんかなりませんよ、
他のヤツらがおれのカノジョと踊ってたって
That's fine, I know them all pretty well
けっこうなこっじゃないっすか、
あの連中なら、みんな、おれ、よく知ってますしい
But I know sometimes I must get out in the light
でも、ときどき思うんすよね、
自分もやっぱもっとまっとうにならんとマズイっすよねえって
Better leave her behind with the kids, they're alright
彼女のことは、あのガキどもに任せてといたほうがいいっしょう
いい連中っすからね、あいつらは
The kids are alright
大丈夫っすよ、あのガキどもなら




Sometimes, I feel I gotta get away
ときどき、
こんなことしてちゃアカンなあって気になるんすよ
Bells chime,
潮時ですよね
I know I gotta get away
もう足洗わなアカンですわ
And I know if I don't, I'll go out of my mind
自分でもわかるんすよ、
このまんまじゃ、自分、アタマがバカになっちゃいますよ
Better leave her behind with the kids, they're alright
彼女のことは、あのガキどもに任せてといたほうがいいっしょう
いい連中っすからね、あいつらは
The kids are alright
大丈夫っすよ、あのガキどもなら





Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞





∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮






1960年代中期のイギリス社会の好景気のもとで、ワーキングクラスの非熟練労働者の若者たちの可処分所得が増大し、彼らは音楽とファッションに収入の多くを費やし、タイトなイタリアン・スーツにタイ、クルー・カットのヘアスタイルで米軍払い下げのモスグリーンのアーミーパーカをまとって(ちょうど「踊る大捜査線」の青島刑事のいでたちだが)ヴェスパやランブレッタといったイタリア製のスクーターに乗ってオシャレな徒党を組んで、昼の労働の疲れを「スピード」といわれるアンフェタミンの錠剤(ピル)で蹴散らしながらクラブでガールハントとダンスに興じる。そうした当時のイギリスの社会現象ともなったオシャレな少年少女たちを「モッズ」といったが、週末ともなればスクーターで大挙して保養地ブライトンに向かい、そこでライバルの革ジャン、オートバイの「ロッカーズ」といわれたマッチョな集団と乱闘を繰り広げる。
オシャレ、オンナ、暴力、音楽(リズム&ブルース)、ダンス、酩酊・・・・・
初期のThe WhoにはそうしたModsを対象とした曲が多く、彼ら自身も自分たちがモッズであるかのように振る舞い、モッズのグループとして全英に大きな支持を集めていった。
この曲「キッズ・アー・オールライト」にも社会の中で自分の居場所を探す少年の「自分は(他人とは)違う」という強がり(虚勢や虚栄)とか焦燥感といったものがよく出ているように思う。

モッズについては、フーは後年「クアドロフェニア」(邦題「四重人格」)というアルバムを発表し、モッズの少年を主人公にしたロック・ノヴェルといったつくりになっているが、そのアルバムの中にも一種の効果音としてこの曲の一部が引用されたりしているのはファンならよくご存知のことだろう。なお、このアルバム「クァドロフェニア」は同じタイトルで映画化(邦題「さらば青春の光」)もされている。

*1:アメリカ発売盤のタイトルは、"The Who Sings My Generation"