Monterey



Words & Music by Eric Burdon, Vic Briggs, Johnny Weider, Barry Jenkins and Danny McCulloch.
(1967年発表)




(原題直訳 「モンタレー」(地名))*1





Performed by Eric Burdon & The Animals.


From their album, "The Twain Shall Meet"
名作アルバム度 ☆☆

(エリック・バードン&ジ・アニマルズ)




歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsandsongs.com/song/174400.html


名曲度 ☆☆



邦題 「モンタレー」(エリック・バードン&アニマルズ)







In the beginning,
はじまりは、*2
The people came and listened
人々みんながやって来て、耳を傾けたことだった
Some of them came and played
来て、演奏した者たちもいれば
Others gave flowers away
*3を配っていた者たちもいた
Yes they did, down in Monterey (down in Monterey).
そう、そうなんだ、モンタレー*4で起きたんだ。
(モンタレーというところでね)




The young gods smiles upon the crowd
若き神々*5が群集に微笑みかけた
Their music being born of love
彼らの音楽が愛から生まれたのだ
Children danced night and day
子供たちは夜も昼も踊った
Religion was being born down in Monterey.
モンタレーの地で宗教*6が生まれたのだ。




The Byrds and the Airplane did fly
「鳥」*7と「飛行機」*8はたしかに飛んだ
Oh, Ravi Shankar's music made me cry
あゝ、ぼくはラヴィ・シャンカール*9の音楽に涙した
The who exploded into fire and light
「誰」かさん*10は爆発して炎と光となっていった
Hugh Masakela's music was black as night
ヒュー・マサケラ*11の音楽は夜闇のように黒かった
The Grateful Dead blew everybody's mind
安楽死*12は、そこにいたすべての人に忘我の境地をもたらした
Jimi hendrix, people, believe me, set the world on fire
ジミ・ヘンドリックス*13は、(みんな、おれを信じてくれ)、
この世界に火をつけたんだぜ。




His Majesty Prince Jones smiled as he moved amongst the crowd
ジョーンズ王子*14は、
群集の中をあちこち歩きながら微笑んでいた
Ten thousand electric guitars were groovin' real loud
無数のエレクトリック・ギターが本当に凄い音量でグルーヴした
If you wanna find the truth in life,
みんな、人生で真実を見つけたかったら、
Don't pass music by
音楽を見過ごしたらダメだぜ
And you know I would not lie
おれが言ってることが嘘じゃないのはわかるだろう
No, I would not lie
おれは嘘は言わないよ
No lies no
そう、嘘はなしだぜ
Down in Monterey
モンタレーの地では




Three days of understanding of moving with one another
お互いに感動し合うということを理解し合った3日間
Even the cops grooved with us, do you believe me yeah
オマワリどもですら、おれたちと一緒になってノッていた
そうさ、おれのこと信じるかい?
Down in Monterey, down in Monterey
モンタレーの地で、モンタレーの地で
Down in Monterey, down in Monterey
モンタレーの地で、モンタレーの地でやられたぜッ




I think that maybe I'm dreamin'
たぶん、おれは夢を見ているんだろうって考えてる
Monterey, Monterey, down in Monterey
モンタレー、モンタレー、このモンタレーの地で
Can you hear what I say
おれの言ってることが、きみたちに届くだろうか
Down in Monterey, Monterey
このモンタレーの地でやられたぜ、
モンタレー






Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞

*1:1967年6月、最初の大規模なロック・フェスティヴァルである「モンダレー・ポップ・フェスティヴァル」が開催されたカリフォルニア州の都市。

*2:旧約聖書」の一番最初の言葉が、この「In the beginning」。旧約聖書の最初の書(第1巻)である「創世記」の冒頭「原初に神は天と地を創造したまえり」を参照くだされ。

*3:ほどなくして「フラワー・パワー」とか「フラワー・ジェネレーション」と呼ばれるようになるヒッピー文化の曙ともなったエポック・メイキングな出来事がこの歌では歌われている

*4:カリフォルニア州モンタレー、この地で1967年6月16日から3日間にわたって歴史的な「モンタレー・インターナショナル・ポップ・フェスティヴァル」が開催された。当時はまだ「ポップ・ミュージック」であって、このイベント以後、「ロック」という言葉が(ある種、ロックンロールの進化したものとして誇らしげに復権した)。http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD9104/comment.html 輸入盤ならDVDもあるんでねえか?

*5:出演したのはジミ・ヘンドリックスジャニス・ジョプリン、フー、バーズ、オーティス・レディング、アニマルズ、キャンドヒート、サイモン&ガーファンクルラヴィ・シャンカール、ヒュー・マスケラ、バッファロー・スプリングフィールドローラ・ニーロ、エレクトリック・フラッグ、ポール・バタフィールド・ブルース・バンド、クイック・シルヴァー・メッセンジャー・サービス、ブルース・プロジェクト、カントリー・ジョー&フィッシュ、ママズ&パパズ、ブッカーT&MGs、アソシエーションなど

*6:たぶん「ロック」という多神教だろう

*7:ザ・バーズビートルズストーンズへのアメリカからの返答といったかっこうのグループ、フォークロックの火付け役。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050119 

*8:ジェファーソン・エアプレーン(のちのジェファーソン・スターシップ)、当時はサイケデリック・ミュージックの旗手格のグループ

*9:インドの伝統的なラーガを演奏するシタール奏者。ジャズのジョン・コルトレーンビートルズジョージ・ハリスン、レッドツェッペリンのジミー・ページなどに大きな影響を与えた。と月並みな説明まで。

*10:ザ・フー、ロンドン西部に根ざしたグループ、当時の彼らのステージのラストは文字通り「爆発」とえいるほどの破壊的なもので、それが大きなセールスポイントにもなっていた。http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050131

*11:南アフリカ共和国のトランペット奏者、アンチ・アパルトヘイトの活動家でもあった。ポール・サイモンの「グレースランド」などをはじめ、多くのアーチストと共演している。おれ、この人、聴いたことないんで。

*12:ザ・グレートフルデッド、故ジェリー・ガルシアを中心とした説明不可能のアメリカン・バンド、Sorry,I can't explain

*13:モンタレーのジミヘンのそのセンセーショナルなステージは、いわば世界へのデビューだったといえるだろう。何曲目だったかにディランの「ライク・ア・ローリングストーン」をやるんだけどその最初の瞬間には鳥肌だけじゃなく、髪の毛とかいろんなもんががたっちゃうヨ。個人的にモンタレーのハイライト

*14:ローリングストーンズのブロンドの貴公子ブライアン・ジョーンズ。モンタレーの聴衆には多くのスターも混じっていた