Mount Vernon And Fairway (Theme)

Words & Music by Brian Wilson.
(1973年発表)









(原題直訳 「ヴァーノン山とフェアウェー」 *1









歌詞は、次のURLから、
http://www.seeklyrics.com/lyrics/Beach-Boys/Mount-Vernon-And-Fairway.html







From The Beach Boys special EP, "Mount Vernon And Fairway (A Fairly Tale)", *2
which is with their album, "Holland".  *3

名作アルバム度 ☆☆



アルバム「オランダ」(ビーチボーイズ)より










名曲度 ☆











邦題「ヴァーノン山と小道(テーマ)」 (ビーチボーイズ) *4






(a kind of theme meldy)
(ピアノとシンセサイザーによる主題めいた調べ)







(the narrator)
(語り手)



There was a mansion on a hill
とある丘の上にひとつのお屋敷がありました
But deep in a secret kingdom
しかし、この秘密の王国の奥深くには
Where a young prince lived
ひとりの若い王子さまが住んでいたのす
He had four sisters and four brothers
彼には4人の妹と4人の弟がおりました
The prince had a special bedroom on the ground floor
王子には1階に専用の寝室があって
With a window that looked down into a deep deep forest
深い深い森を見下ろす窓があり、
He could see distant lights from other castles in the kingdom
遠く王国のほかのお城の明りが彼には見えました
From his window
彼のその窓からでした




During the day
昼の間
He went to school
彼は学校に行き
When it became night
夜になると
He stayed by himself
彼はひとりで過ごし
Usually in his secret hidden bedroom
たいていは自分の隠れた秘密の寝室にいたのでした




One night while nearly everyone was asleep
ある晩、ほとんどみんなが眠りに就いてしまっている間に、
He took out of the attic a radio
彼は屋根裏部屋からラジオを持ち出してきました
And he decided to listen to it
そして、彼はそれを聴くことにしたのでした











Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞 122510

*1:「ヴァーノン山」も「フェアウェー」も実際はロサンジェルス市内の通りの名前で、この「マウント・ヴァーノン・ストリート」と「フェアウェー・ブルヴァード」の交差点の近くに幼き日のマイク・ラブの一家が住んでいた家があり、ブライアンらウィルソン兄弟も そのいとこのマイク・ラヴの家をよく訪れていたという。

*2:1973年発表のビーチボーイズのアルバム第19作「Holland」に「ボーナスEP」として特別附録のかたちで添付された7インチのレコード盤。今夜、これから一挙にご一緒にここでその全曲を聴くことになる収録の6つのトラックは、それぞれにこのEPの総タイトルとなった「Mount Vernon And Fairway」という "音楽による童話(ルビ=フェアリー・テール=fairy tale=妖精の物語=妖精譚)" を構成するもので、作者であるブライアン・ウィルソンが(おそらくは)未知なる新しいサウンドの創造を構想してのものだったと思われる。ブライアン自身は、これを単なるEPではなく、ビーチボーイズの新作アルバムとしてよりスケールの大きなかたちでの完成を考えていたと伝えられるが、弟のカールをはじめグループの他のメンバーの反対にあって、その実現は(ここに収録された(あくまでも)(スケッチ程度の)(シナリオ草稿のような段階の)デモ・テープ(然としたような)の域にとどまり)かなわなかったが(弟たちのブライアンへの配慮(ルビ=きづかい)いといったものだろう)グループの新作アルバムに「Side C(C面)」、「Side D(D面)」として(あたかもアルバムの正規収録作一部であることを強調するかのように)EP盤として(異例のかたちで)併録、発表されたが(したがってCDにおいても(何の中期もなく)当然のこととしてトラック#10から#15として収録されているが)、実際のところ(一聴すればおわかりのとおり)そうした性質のトラックではないことは明らかであるだろう。ブライアン自身もその後、自らのこの「童話」の構想に再び手をつけることはなかったようだ。なお、オリジナルのEPには「Please listen in the dark(暗いところでお聴きください)」というインストラクションが記されているとのことなので、どうぞ、そのようにお聴きくださいwink

*3: なお、アルバム「オランダ」からは、すでに「セイル・オン・セイラー」http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20060601 がここで紹介されていますので、よろしければどうぞ♪

*4:この歌に限らずEP全曲にわたってナレーションを務めているのは(当時、ビーチボーイズのマネージャーだった)ジャック・ライリー。