Prison Song

Words & music by Graham Nash.
(1974年発表)




〔原題直訳 「監獄の歌」)




From Graham Nash album, "Wild Tales".
名作アルバム度 ☆

「ワイルド・テールズ」 (グラハム・ナッシュ)




歌詞は、次のURLから
http://www.lyricsdepot.com/graham-nash/prison-song.html




邦題 「プリズン・ソング」 (グレアム・ナッシュ)







One day a friend took me aside
ある日、友達がぼくを片隅へ押しやると
And said I have to leave you
こう言った
きみとおさらばしないとなんないんだ
For buying something from a friend
ある友達からあるものを買っちゃった件でね
They say I've done wrong
For protecting the name of a man
おれがしたことは
人間というものの名を守ることにおいて
ヤバイことなんだそうだ
They say I'll have to leave you,
やつらが言うには
おれはきみらと
おさらばしなきゃならないんだそうだ
so now I'm bidding you farewell
それでいまきみに別れを告げに来たんだ
for much too long.
けっこう長い別れをな




And here's a song to sing,
というわけで、この歌を歌ってほしいんだ
For every man inside,
中にいるすべての人にとって
If he can hear you sing
もし、みんなが歌ってるのが聴こえれば
It's an open door.
それは扉を開くことになるんだ
There's not a rich man there,
あの中には金持ちはいないのさ
Who couldn't pay his way and buy the freedom
自分なりの負担を払って
自由を購えない金持ちなんていないもの
That's a high price for the poor.
そいつは貧乏人にはけっこうな値段だね




Kids in Texas
テキサスのガキが
Smoking grass,
マリファナを喫って
Ten year sentence comes to pass
10年の刑をくらってしまった
Misdemeanor in Ann Arbor,
アナーバー*1あたりなら
ただの非行で微罪だよ
Ask the judges
判事に訊いてみたいもんだね
Why?
どうしてなんだ? と




One day a friend said to her kids
ある日、
友達が自分の子供たちに向かって言った
I'm gonna have to leave you
あなたたちお留守番しててね
For selling something to the man
男の人にあるものを売ってしまったの
I guess I did wrong
自分でもいけないことをしたと思うわ
And although I did the best I could
それで、いろいろ頑張ってみたんだけど
I'm gonna have to leave you
あなたたちと離れなくてはならなくなってしまったの
So now I'm kissing you farewell
だから、さあ、
これはさようならのキスなのよ
For much too long.
とっても長いお別れの




And here's a song to sing,
ということで、
この歌を歌ってもらいたいんだ
For every man inside
向こう側にいる人
すべての人たちにとって
If he can hear you sing
みんなが歌うのが聞こえれば
It's an open door.
それは扉を開くことになるんだ
There's not a rich man there
あそこには金持ちはいないんだ
Who couldn't pay his way and buy the freedom
自分で相応の負担ができず
かつ自由を購うことのできない
金持ちなんていないもの
That's a high price for the poor
貧しい者にはそれは高い値段なのさ





Translated into Japanese tonight by komasafarina.訳詞






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高いカネで優秀な弁護士を何人も雇って、裁判で何かと有利な判決を勝ち取ること・・・・・についての歌だろうか。
法廷は公平でも、それ以前のところで差がつく。
それが世の中というもの、 The way of the world.*2

もし、そこまでを公平にしてしまう「力」というものがあれば、それは(おそらく多くの者にとって)(ほとんど神の域にも近い)暴力じみた理不尽な「力」であることだろう。




※ 5月1日にピート・シーガーの「学校で何を習ったの?」を追加してあります。
見落としてる方はどうぞ♪

*1:ミシガン州の町、ミシガン大学がある

*2:ぼくらはそこで人間をやるわけだからね。人間を演じるというか。立派だったりセコかったり、ケチだったり、ズルかったり、卑怯だったり、大胆だったり、慎重だったり、嘘つきだったり、甘ったれだったり、勇ましかったり、バカだったり、気取り屋だったり、見栄っ張りだったり、賢かったり、せっかちだったり、やたらと調子いいやつだったり、お高いやつだったり、おかたいやつだったり、ちかよりがたかったり、小心だったり、図々しかったり、大きな障害を背負っていたり、無能だったり、傲慢だったり、涼しげだったり、あぶなげだったり、狂っていたり、意地汚かったり、やたらと偉そうだったり、、、、、、